*** 蜃 気 録 ***

無線局「JJ2AVH/ぎふBK44」の浮遊記録

JJ2AVH/2 西川山出合(内ケ谷中継所)

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ほんとはゆっくり朝寝したかったのだが、今の自分にはそんなことは許されない。
今までのようにだらだらしてはいられない。(深い意味はない)

6時45分に家を出る。行き先は明宝の山中峠、目的は6mの移動運用。
さすがに道路には雪はなかろう。懸念材料は、道路の通行止めである。

そして悪い予感は的中する。
林道入り口に「積雪のため、4月30日まで通行止め」という看板・・・
今日はその4月30日であり、明日からでないと通行できない。つまりこういうことですね?
理解するまでにしばらく時間を要した。そして転進。この道路が通れない以上、引き返す他に道はない。この時間から飛騨や東濃方面は遅すぎる。

「なんで市役所に確認しなかったんだろう」「鷲ケ岳登山口に行ったほうがよかった」

はいはいよくあること。心静かにせせらぎ街道を南下、向かった先はもうここしかない、大和の内ケ谷方面。なんのことはない、自宅の裏山である。
1時間半かけてドライブして戻ってきただけである。

この山に入るのはいつ以来なのか思い出せない。多分7〜8年ぶりだろう。
ネットで調べると、「西川山出合」というのが正式名称なのだそうだ。

聞くところによると、道は荒れ放題らしい。だから行く気が失せていたのだ。
ここはひとつ、Z號にお頼みして走破するしかない。

内ケ谷トンネル脇の旧道に入る。この時点でヤバい臭いがプンプン。
一面に木の枝や落ち葉が張り付き、山水がダラダラ流れる坂道を上って行くと、いきなり直径1mはある落石が道を塞いでいる。
ヒトは近づくな、のサインにも見える。
萎えそうな気力を持ち直して近づくと、山肌と石の間に軽自動車?がギリギリ走破した跡がある。さっさと通過、息はゼイゼイ。

道は分岐して、無線中継所への細い坂道へ。
うむ、「あなたが今年になって初めてのクルマです」ってな雰囲気。
落ち葉なんてもんじゃない、おびただしいスギやヒノキの枝である。地面が見えん。
多分この前の爆弾低気圧のせいだろう。
タイヤが枝を跳ね上げて、クルマの下回りに入り込んでカンカラカンカラうるさいことこの上ない。そのうえ頂上近くなるとぬかるんできた。

       こ
              れ
           は
    ひ
       ど
             い
                     !

なんとか頂上へ。お、思ったよりこぎれいになっとる。
さっさと6eleを8m高に設営。まだ9時前、すったもんだあったが、これならいけそう。

SWRをチェックする。

2.0以上ある・・・

エエエエエエエエエエエエエエ・・・・・

んなアホな。
あわててアンテナおろしてあちこちチェック。
接触不良とかラインが切れたりとかはしていない。
ヘアピンのショートバーも頑丈である。
ブーム接合のねじ穴間違えて、エレメント間隔広がっているとか?いやこれも違う。
アンテナを見上げ、このままお手上げか・・・

おやや?エレメントの長さがおかしい。

正解!D1-D4の配置が逆だったのだ。ポール縮めて組み立て直す。


いろいろありすぎたから気が萎えてもおかしくはない。しかしがんばる!
ようやく9時40分過ぎ、第一声。。。

3時間経過。
クラスターに載った時だけプチパイルアップ発生したのみ。
23局交信、うち1エリア11局。
今日の電源は、古いカーバッテリー2個直列+DC-DCコンバーター
3時間使用で、コンバーター出力は13.5V維持。しかし単体のバッテリー電圧はなんと10V・・
やはり相当劣化している。死んでいてもおかしくはない。
果たしてこの次は使えるのか?