*** 蜃 気 録 ***

無線局「JJ2AVH/ぎふBK44」の浮遊記録

今日も微妙な移動運用

今日は、いくつかある「御料場」の一つに行ってきました。もちろん6mの移動運用で。ここは郡上市高山市の境ですが、今回は高山市からオンエアしました。

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例によって時間かかりますこのアンテナは。しかもブームを留める蝶ネジを一つ落としてしまい軽くパニック。枯草に埋もれてしまった。

なんと、替わりがないのです。仕方なく長いゴムバンドを巻き付けて固定しました。


さて、どうにかセットしてバンドの様子を見ると・・・

アンテナを東に向けたのに1エリアが聞こえない。

あっそうか今日は東京コンテストだったのか。

まあ仕方ない。ぐるっとアンテナを回してみると、おや?

6エリアが聞こえる。沖縄か!

しかもスキャッターなのか各エリアの呼ぶ声が。

 

これは難しい・・・

なぜなら2エリアからすればこの状態でCQ出しても呼ばれないことは明白だからです。

高地の移動先ではEスポ層のスキャッターが不利なことはもう何度も経験済みなわけで。

 

そんなわけで今回もFT8に移行。

GPSでの時刻合わせのためにだけ持参したIC-705を接続、同期させます。

がしかし!いつまでたってもwaiting...

なんで同期できない?

仕方ないんでいつものようにスマホテザリングしてサーバ経由で同期。

705よ!帰ったら反省会だからな。

 

そんなこんなで、今日の交信局数は24。

スキャッターなのかEスポなのかわけわからんエリアなど。

あと、VK4ABWと運よくQSO

これだけが救いでありました。

 

その後、急に雲行きが怪しくなり、なんと雨まで降ってくる始末。

ほうほうの体で自宅へと逃げ帰りました。

 

※今日の反省点

・蝶ネジで留める箇所が多いのは問題。たまたまゴムバンドで縛ったら具合が良かった。今度からオールゴムバンドだ。

・何もない場所にポールを立てる方法として、地面にLアングルを打ち込んでポールを縛るやり方をしている。しかし今回は土中に石が多くて深く打ち込めないうえに土が柔らかくグラグラして危なかった。やはり、時間は余分にかかるが先にポールだけ伸ばしてステーロープを張って長さを決め、縮めてからアンテナを乗せて立てるのがいいだろう。

・このアンテナはビームパターンからいってEスポ層に弱いのではないかという疑念がある。打ち上げ角が低い、というよりサブローブが小さいというか。複数のアンテナを同時に設置して比較しないと何とも言えない。

・以上のことから、このアンテナは組み立てやすさを劇的に改善しない限り、夏にかけてのDXシーズンに移動運用で迎撃するには少し無理がある。今思っているのは、「リキを入れた担ぎ上げ」ならば使う価値があるのではないか。具体的には、「5エレを使いたいがブームが長すぎる」といった状況とか。重量は5エレよりも軽く、回転半径は小さいので。