*** 蜃 気 録 ***

無線局「JJ2AVH/ぎふBK44」の浮遊記録

6エレ改造・・・

DXシーズンを前に、移動用の6エレを見直してみた。

これまで使用していたのはブーム長7m強。性能的にはまあ満足しているが、ちょっと問題があり、5エレを使うことが多かった。それで6エレを”改良”することにした。

 

◎改良点

1)ブーム長を短くする  7m→6.3m

理由:ロングブームならではの飛びを追求したが、ブーム径が細いため、ブームステーが必要だった。ブームステー用に、ポールのトップにさらに50cmのパイプを差し込んでいた。

効果:作業が簡単になり、重量的にも改善。

 

2)ブームを三分割から二分割に 2.5m×3本→3.2m×2本

・理由:組み立ての手間がかかっていた。また、ブーム3本はかさばるのでルーフキャリアのアタッチメント一組を占領してしまい、ブームとエレメントを別々にしなければならなかった。

・結果:スリムになり、エレメントと一緒にしてアタッチメントに取り付け可能。

どのみちルーフキャリアに載せるので、多少長くてもジムニーの全長に収まればよい。

 

3)エレメントクランプを「目玉クリップ式」に変更 エレメントは分割せず

・理由:以前は目玉クリップを愛用していたが、強度面や耐久性に弱点がありこの20年ぐらいは採用していなかった。

替わりに、エレメントパイプを二分割し、ブームにUボルトで取り付けた14φのパイプに両側から差し込むやり方をしていた。エレメントが1.5m以内になるので収納に有利だったが、組み立てにひと手間かかる上に電気的接触の点で不安があった。

・結果:やはりワンタッチ取付けは大きい。組み立て時間が劇的に短縮。電気的接触不良の不安も無し。また、スリムになったので前述のようにブームと一緒に収納できる。

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ただ、目玉クリップは錆びやすいし強度が弱いのでメンテナンスが必要。

 

4)ビームパターン・再現性など性能面の見直し

・理由:フロントゲインはブームが長い方が当然優れている。しかしバンド幅は犠牲になっている。またF/B比もあまり良くない。

・結果:計算上だが、SWR特性・ゲインカーブ・F/B比は改善。再現性が良くなったと思う。またブームが短くなって以前より地上高を上げられるのでは、と期待。

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とりあえず、SWR特性は良さそう。

来週ぐらいに試運転かな?