*** 蜃 気 録 ***

無線局「JJ2AVH/ぎふBK44」の浮遊記録

今なぜかYMO

YMOのアルバムに、「BGM」がある。
高校卒業間近に出たアルバムで、もちろん買ったのだが。
新生活が始まろうという時期で家でゆっくり聴ける気分ではなかったのでとりあえずカセットテープにダビングしたのであった。
その時のテープが、アルバムの収録時間より短かったので、やむなく1曲削ることにした。
それが「HAPPY END」という曲で、以来これまで33年、全く聴く事なく過ぎてきたのである。
例えばYouTubeYMOの音楽を聴く事があっても、どういうわけかこのHAPPY ENDはスルーという。

何故か突然、この曲をちゃんと聴いてみようという気になり、Youtubeで聴いてみた。

なにこれ。

目から甲羅が落ちた。

名曲ぢゃないですか。

というか、アルバム全体の完成度が凄いぢゃないですか。

一応、YMOファンとして生きてきたつもりですが、これは恥ずかしい。

メンバーがこのアルバムを最高傑作としていて、まあそうなんだろうな俺はあんまり好きじゃないけど
程度にしか見ていなかったです全く申し訳ない。

HAPPY ENDについても、当時はメロディが難解で前衛音楽っぽいからテープに入れなかったのだ。
噂では、当時坂本氏と細野氏の関係が悪くなり、わざと音を歪ませてメロディラインをわかりにくくしたのだとも聞いた。
素のメロディはすごく情緒的で泣きそう。
というかこの曲のオリジナルはもともと坂本氏のソロアルバムに入っているから音源なんてネットでいくらでも聴く事ができたろうに。

まあよいです。最近、亡くなった松岡直也氏の曲もよく聴いてるし、この歳になって音楽で感動できるなら幸せってもんです。

決して懐古趣味ではなく!

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