母袋烏帽子岳
近所のAという男がいて、「デジイチ買った。山の写真撮りたいから連れてけ」
とうるさいので近場の母袋烏帽子に行く事にした。
なんだかんだで登山口の母袋温泉に着いたのが10時。
駐車料金500円払って入山。
A君は歳が一回りほど若い。山歩き初心者なのだが油断はできない。
オーバーペースに巻き込まれないように注意せねばなるまい。
天気は薄曇り、暑くもなく寒くもなく。
聞こえてきたのは・・カッコウ・ホトトギス・ジュウイチ・ツツドリ。
ほほう、カッコウ科のみなさんおそろいで。
他には・・
「じーうじーう」ハルゼミ、「よーきんよーきんけけけけ」エゾハルゼミ。
明宝との境の稜線に来てやっと景色が開けてきた。これまでずっと日の射さない林の中だった。
「なんでササが刈られているのか」
「枝打ちをしてないからこの木はもう価値が無い」
「このあたりに三角点がありそうな」
測量の仕事をしているA君がつぶやいている。
いかにも林業科卒らしい目のつけどころである。
1時間40分かけて山頂に到着。ゆっくり登ったから2時間かかると思った。
山頂は以前来た時より木が伸びた?白山がよく見えん。
湯を沸かしていつものとおりカップ麺のち雑炊。卵もね。
1時間滞在のち、膝カクカクになりながら下山。
標高差560m、この程度ならとりあえず登れる事が確認。