*** 蜃 気 録 ***

無線局「JJ2AVH/ぎふBK44」の浮遊記録

テトラ舐めると大変な事になるでござるの巻

イメージ 1
今月は仕事が忙しく、休日出勤があったので代休をもらった。
このチャンスを生かさねば、夕マヅメを狙ってGO!

今日はアジをメインに某巨大港の砂防堤にするか。
4時に駐車場着。
ちょっと荷物が多いが、背負子にまとめてテトラに飛び乗る。
ん・・・重いぞ、少し悪い予感。こりゃ慎重に行かないと。

そして事件の予兆。


左肩にかかっていた荷物の重みが、「ズッ」と軽くなった。

背負子のベルトが、切れた?! 

いや、慌てるなかれ、まずは足場の良い場所に移動、とりあえずロッドケースを置いといて、と。

そーっと荷物を下ろして・・・

ここで、本格的に事件は起こる。

「ザザザー」ん?何の音?

「ドッポーン」あ━━━━っ!!!!!

ロッドケースが・・・

テトラの穴に・・・

落下・・・





終わった・・・





帰るしかないな。まだ日が高いけど。
また凄い伝説作っちまったなァ。
アミエビとかオキアミとか持ち帰ってまた冷凍しとくか...



いやマテマテ待て、あのケースの中には先輩からもらったシーバスロッドが
あるぞ!手持ちの竿の中では最も高価なヤツだぞ!!
せっかくもらったのにこんなオモシロ悲しいお別れになるなんて。
よし、知恵を絞って1時間がんばってみよう。


幸い今日は波が穏やかで、ロッドケースは大体同じ場所をプカプカ浮いている。しかし、水面までは3~4mはある。
ロープをからめて引き上げるほかはない。
50造阿蕕い領木があった。ロープに結んで投入!ケースのベルトに引っかかってくれ!
30分ほど繰り返していると、グッと手応えが!!!
いける、いけるぞ、勇気を持って引き上げて・・・あと数十臓
奇跡が起こった、と思った瞬間、ズルっと外れて・・


ドッポーン・・・


心折れるとはこのことか。


予定の1時間が過ぎ、荷物まとめて駐車場へ。

ここで少し冷静になり、「流木なんかより鉄パイプみたいなモノならしっかり沈んで絡みやすくなるんでは?」と気づく。(もっと早く気づけよ)

長方形の平たいコンクリート片を発見。これならいけるかも。
再チャレンジ後、何投か目であっさりヒット!
ベルトにしっかり食い込んでいるのが見える。
そして・・・



キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!!!
キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!!!
キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!!!



格闘すること1時間20分。
なにこの達成感。
高級ロッド(笑)も無事だった。

しかし、魚なんかいないテトラの上で不審な行動を取るワタクシは、砂防堤の釣り人からみてさぞ怪しく滑稽だったに違いない。
できればこの完動の救出劇を映像で残したかった。



えと、結局日没には時間があったので隣の北防波堤に移動してイシゴカイぶん投げてアミエビばらまいてきましたよ。
釣果は、イシゴカイに食いついてきた20促献礇好箸離ジハタのみ。
テッポウエビみたいなハサミの大きいエビを何匹か吐き出していた。
アジは不発。隣の釣り師が4~5匹釣ってたみたい。
仕掛けがゴツ過ぎたのと、タナを深くしすぎていたのが敗因か。


いやいや、今日は釣りができただけでもうけもん。
釣りの神様から「お前は釣りを舐めとる」と叱られたと。
そう思うほかはないですよホントにね。