*** 蜃 気 録 ***

無線局「JJ2AVH/ぎふBK44」の浮遊記録

紀伊半島日帰り弾丸ツアー

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鉄道に乗って闇雲に遠くへ行ってみたい!!

こんなことを地元の飲み会でわめいていると、自称乗り鉄のK.T君が乗ってきた。そして、「青春18きっぷで行く紀伊半島・新宮までの日帰り弾丸ツアー」というプランがあっというまにまとまったのであった。
かくして我々は岐阜駅7時22分発の電車に飛び乗ったのである。

名古屋にて関西線の快速みえに乗り換える。
席は埋まっていて、ここでまさかの「立ったまま吉牛」来る途中で吉野屋に寄り牛丼弁当を買っていたのだ。乗客の女子の視線が若干刺さる、ような気がする。
桑名で2人下りたので座れた。多気まで1時間半、文字通り快速電車は走る。

多気駅で紀勢本線に乗り換え。待ち時間が30分あるので街を散策。

・・・静かだ。

駅前のデイリーストアが唯一の商店だという事がわかった。

そして新宮ゆきの列車に乗り込む。余裕で座れた。
それから3時間半。紀伊長島~尾鷲~熊野ときてようやく新宮に到着。。。
曇り空、わずかに小雨。しかし暖かい。
まずは名物を喰らう。迷わず駅前の「徐福寿司」座るなり間髪入れずサンマ寿司を注文。濃いめの味付けの酢飯と、上品なサンマの組み合わせ。見た目も鮮やか輝くシルバーでありがたさ満載、まことに結構でございました。

そのあとは市内観光。熊野三山のひとつ、熊野速玉大社に詣でる。ここも一昨年の台風で孤立したそうだ。
Uターンして商店街へ。アーケードをくぐると「オークワ」がそびえ立っている。帰りの食料調達のため入店。
彼岸の中日ということで弁当や総菜が豊富だ。また、海産物の豪快さが目を引く。K.T君はここでクジラの刺身を買った。マンボウもあったそうだが、生食かどうかはっきりしなかったのでやめたという。

そうこうしているうちに帰りの時間。4時少し前に新宮を後にする。
再びの長丁場、K.T君はひとりで酒盛りである。彼は午前からずっと飲んでいる。僕も午前は飲んだが帰りは飲まない。というかついてゆけない。
車内でさっき買ったクジラの刺身を喰らう。哺乳類だから魚とは違うが、「海のもの」という味がした。気のせいか元気になれそう。

尾鷲あたりで本降りとなった。紀伊長島を過ぎると日が暮れた。
ひとりなら、十分旅愁を味わえるだろう。連れがあってよかった・・

多気で乗り換え。K.T君はまたしてもビールそれも500ml缶を買って飲んでいる。凄いなこの人は。

まったく予定どおりに名古屋駅着。
ここでまさかのダイヤの乱れが発生し、30分遅れとなった。
車内は時ならぬラッシュアワーである。

結局、家に着いたのは11時半。
トータル11時間、列車に乗っていたことになる。
前にも書いたが、「乗り鉄」ではないのでよくわからんが、たまにこういうことをするのは楽しい。

はやくも次のプラン妄想中である。