*** 蜃 気 録 ***

無線局「JJ2AVH/ぎふBK44」の浮遊記録

チョイと投げてみた

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すっかり季節が進んでしまった。ここらで一度、海風に当たらねばなるまい。
実は先週末、大物狙い専門の友人にくっついて実績のあるテトラ帯に出撃する予定だったのだが、親類に不幸がありお流れになってしまった。
ヘタレはテトラになんぞ乗るな!のお告げなのかなんなのか。

土曜の深夜、1時に出発。最近ずっと単独行動だ。気楽だが、深夜の九頭竜湖畔はちょいと怖いゼィ。モノノケはいなかったが、ケモノは多い。
目の前にテン(?)が飛び出してきて撥ねそうになる。

3時半、エサ屋で石ゴカイを買う。
まずは大丹生漁港へ到着。根魚をワームで狙うのだ。
カサゴ職人 バグアンツ」をセット、堤防のヘチを探ったがアタリなし。
去年はこの方法でキジハタ釣ったのだが。
シモリだらけの沖へ向かって投げてみる。数投目で何かヒット。
15cm級カサゴ登場、少し嬉しい。その後、根掛かりに苦しみつつ2匹追加。
サイズはどうあれ、一応結果が出たのでまあいいかな。キジハタ釣りの練習にはなった。

夜が開けたので鷹巣の地磯に移動する。いつものように遊歩道を歩く。
しかしこの遊歩道は困る。完全に民家の軒先ではないか。夜にここを歩くのは気が引ける。地元の人はどう思っているのだろう。
急な石段を降り、磯に着いた。

誰もいない・・・

普通にキス用の仕掛けを用意してぶん投げる。しかしそのココロは、キス狙いとは限らない。「外道」大歓迎なのだ。
おととしここでホウボウ2匹とマゴチを釣っている。イシゴカイで。
時期も同じ。どうせキスが釣れないのなら、ホウボウを専門で狙うってのはどうだろう。キス釣れなくても言い訳できるし。

そんな不真面目なことを考えているから何もアタらない。
腹まで調子悪くなってきた。腸ではなく胃のようだ。起きがけにいきなり栄養ドリンクを飲んだのがまずかったか。戦意喪失、横になって置き竿にする。うっかり五分ほど気を失う。・・・
だみだこりゃ。一応エサを付け替えて投げ込む。
しばらくして明確なアタリとともに、竿先が舞い込んだ!
重い重い、結構走る。これは!?
水面に姿が見える。白い・・白い魚?ホウボウはそんな色じゃないぞ!

はいご名答。良型の  フ  グ  でした。
しかもスレ掛かり。走るハズだわ。

あっちこっち投げてみたがそれ以後なんの音沙汰なし。
民家の前をとぼとぼ歩いてクルマまで戻る。

もう完全に撤収5秒前なのだが、イシゴカイが余ったのでちょっと福井新港の砂防堤に寄って見た。道具を減らしてチョイ投げロッド一本でかる~くやってみる。
なぜか先端が空いていた。皆さん河口側に向いている。聞くと、港側はピンギスしかこないとのこと。
そんな流れに逆らって、あえて港側に投げてみる。チョイ投げなので60mくらいか。
何投目かで、久しぶりのわかりやすいアタリ、17cm級のキスだった。
なんだ、いるぢゃないか!ようやく、ちょっとやる気になってきた。
しかしその後は10cm級のピンギスのみ。やっぱり飽きてきた。

前の晩2時間しか寝てないので早めに切り上げる。
実のところクルマには無線の移動用セット一式が積んであるのだが、もうそんな気力はない。さっさと帰る。


帰ってから、無線の「リアルタイム情報」を見る。
午前中、スキャッターのコンディションが良かったようだ。

よくあることだ。気にしてはいけない。。。。。